色々あぶない中年刑事の事件簿

#05 夏の終わりに


今日も私は何かを求め、街を徘徊している。

残暑はいまだに厳しく朝から照りつける太陽が私を苦しめている。

たまらず近くにあった すずき屋に非難した私は とんこつしょうゆラーメンと並盛牛丼 をオーダーした。

ママのもとで生活をするようになって3ヶ月。
私は朝食をとりつついままで集めた情報を整理してみる。

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「この店舗はオリジナルでラーメンも作ってるんだね。
意外と量もあるし味も悪くないうえに安いし ある意味、理想の すずき屋だな~。ここは。」




店を出た私はあてもなく歩き続ける。
歩くことで自分をごまかすように毎日徘徊は続いている。
もしかして、記憶をなくす前の私は営業マンだったのかもしれないなどと考えてみる。

軽い疲れを覚えた私は休憩のためラーメンショップに入り チャータマ丼セットなるものを注文した。

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「すずき屋とかラーメンショップってどこにでもあるから便利で つい利用しちゃうよね。
 個人的に ここのチャーシューって大好きなんだよね♪
チャーシュー丼とかって大好きなチャーシューが沢山食べれて幸せだよ。」




私は たたみ掛けるように、間髪いれず昼食をとる。
玉将にて 中華そばのセットをオーダーした。

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「玉将はいつも混んでるねえ。
 すごく美味しいわけでも たいして安くもないのにみんな何かに騙されてるんじゃないのかな?
 と、言いつつ足を向けちゃう自分もいるんだけどね。」




なにか有力な情報や おおきな出来事にめぐりあうでもなく私は3時の休憩に駒をすすめる。
こう順調だと怖いくらいだが気にせず アボン亭の から揚げチキン定食を かっ込む。

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「よく考えるとここってステーキハウスなんだよね。
 いつも安めの定食しか頼まない僕からするとステーキを食べてるお客が珍しく感じちゃったりして。

 あっと、もうこんな時間か。ママも心配するし そろそろ店に帰ろうかな。」




事件はいつも突然に起きるものである。
私はなぜか無性にハンバーグが食べたくなってしまい予定外に しゃっくりドンキーに突入し、事件に出くわしてしまったのだ。

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夕食時、家族連れで混雑した店内に突入した私は勢いにまかせ ガリバーディッシュとチーズディッシュ、さらには煮込みバーグを注文した。
さっそく食事をとりはじめた私だったが、隣のテーブル席に座っている若い男性客たちの会話に耳は釘付けにされてしまった。

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とぎれとぎれに聞こえる会話からは「ガザ」「アフガニスタン」等のキーワードが聞き取れる。

いつの間にか私は記憶を取りもどし、刑事としての使命に心を燃やしていた。

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彼等の断片的な会話から みちびき出した私の解釈はこうだ。

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「彼等は日本人ではあるが中東のガザ地区で教育されたテロリストでありサスガニスタンなる組織に属している。
 そして彼等は 聖戦 と呼ばれる宗教戦争のため この街で自爆テロを行うつもりなのだ。」

店内に確認できるテロリストの人数は現在15名。
全員が実行犯であり、同時多発的にテロ行為を行えば かなりの被害が出るだろう。

事態は一刻を争う。

「私の愛する家族とママが住むこの町で好き勝手は許さない。」

覚悟を決めた私は手元にあったダイナマイトに火を灯ける。

やがて巻き起こる閃光と爆音。



私は思う。



「しまった、最期はハンバーグじゃなくて、美味いラーメンが食べたかったなあ。。」

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*この物語はフィクションであり登場する人物や店舗等は実在しません。
関係ないです。はい。

この記事へのコメント

ピノキオ
2010年09月21日 18:18
なっなっなんで~死んじゃったんですか
突然の死......そんな~
ゆういち
2010年09月21日 19:37
続きを考えるのが面倒になったため殉職していただきました。
無理やりっぽいうえに勘違い?みたいな

とにかく中年刑事よ、安らかに。
轍のA
2010年09月21日 22:29
(・_・;)… …本当に殉職なんですか?… あぶ刑事みたいに 瓦礫の中から 死ぬかと思った! ってオチでは?
ゆういち
2010年09月21日 23:44
それは良い考えですね
ネタ写真がたまって気が向いたら復活するかも知れませんね~♪

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